「うののさらら」の新苗を、その年の秋に開花するまで育ててみました。
| 品種名 | うののさらら |
|---|---|
| ブランド | ロサオリエンティス プログレッシオ |
| 系統 | フロリバンダ F |
購入商品を6号鉢に鉢増し(2025年5月3日)
新苗は「バラの家」さんから購入。
2025年5月1日に届き、2025年5月3日に鉢増ししました。
6号ロングスリット鉢に鉢増し
鉢増し前(購入品)

鉢増し後(6号鉢)

雰囲気が紫式部に似ていると思いました。スラっとしていて、柳のようでした。
つぼみはピンチ
つぼみがついていたので、ピンチしました。
ふろり私は夏剪定が終わるまではつぼみは取り続ける派です。
うののさららのトゲの様子


紫式部と同様、トゲが見当たらず、よーく探してみて、一つトゲを確認できたレベルでした。あまりにトゲがないせいか、他の新苗に比べると華奢な感じがしました。
6号鉢から8号鉢に鉢増し(2025年7月5日)
鉢増し前(6号鉢)


鉢増し後(8号鉢)


うののさららも紫式部のように上へ上へと成長しました。隣で育てていた紫式部にもたれかかるようにして成長していました。新たなベーサルシュートの発生はありませんでした。



長い!早く切りたい!
夏剪定(2025年8月23日)
2025年8月23日に夏剪定しました。
夏剪定は9月に入ってから行う品種も多いのですが、新しい品種を育てるときは早咲きか遅咲きかわからないので、私は8月下旬に夏剪定をすることにしています。
夏剪定前(8号鉢)


夏剪定後(8号鉢)


夏剪定前の高さは、一番高い所で、約120cmでした(鉢の高さも含めて)。
夏剪定後の高さは、一番高い所で、約90cmでした(鉢の高さも含めて)。



うののさららも紫式部も、上へ上へと成長して、剪定位置に悩みましたが、結局、私の切りたい位置で切りました。
うののさららも紫式部と同じくらいの時期(8月上旬頃)に下からシュートが出てきたのですが、虫に先を食べられて、シュートが伸びませんでした。
その後、同じ場所からシュートが伸びてきました。



よかった!よかった!
コブ発見
夏剪定くらいの時期に、カルスかがん腫かわからないコブが台木についていました。一応、取り除いたのですが、特に生育に問題はありませんでした。



取ったコブは写真に撮る前に捨ててしまいました……写真はありません。
秋バラ開花
開花期間…2025年9月26日~10月3日
夏剪定後(8号鉢)


秋の開花(8号鉢)


株全体として咲き始めた頃のうののさららの花色は


薄く茶色が入っている薄いピンクでした(ピンク強め)。
株全体として見頃になってきたくらいには、私がラベルやカタログを見て思い描いていたような花色で咲いていました。


退色してくると


薄く、渋いピンクで咲いていましたが、退色してもキレイな花色で咲いていました。



咲き進んで花弁が傷んでも、もともと花色が茶系のせいか傷みが目立ちにくかったです。
さいごに
うののさららの花色は他のバラと合わせやすいと感じました。ピンク系もよし、薄紫系もよし、オレンジ系もよし、白と黄色に合わせても大丈夫そうな、優しいニュアンスカラーでした。



うちに来てくれてありがとう!
また、小さめの花が咲くので、バラ以外の植物にも合いそうでした。



誰とでもうまくやっていけそう!



コミュ力の塊だね!
あと、トゲがほとんどなかったので、鉢増しや剪定が非常に楽でした。
あまりにもトゲがなかったので、初めてバラを栽培する方がうののさららを育てて、他のバラにもトゲがないと誤解されちゃったら困るな~と思いました。
今回育ててみて、シュートの発生時期がやや遅く感じたこと、枝が上へ上へ上へと伸びて、新苗の段階での樹形がだいぶ縦長になったことなど戸惑うこともありましたが、全体的に見て、バラ栽培初心者の方におすすめの品種だと思います。
もちろん、もうすでにバラの沼から出られなくなっている、バラ愛好家の方にもおすすめです!
お手持ちのバラにもうののさららはきっと合うと思いますので、どうにかしてうののさららをお庭にねじ込んでみてはいかかでしょうか?(笑)
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今回はこれで終わります。ではまたまた~。
