ロビンとレディエマハミルトンの比較

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花色が似ていて、かつ流通量の多いロビンと生産量が減って流通量が減ったレディエマハミルトンを比較して、私が感じたことを記事にします。

品種名ロビン
ブランドロサオリエンティス プログレッシオ
系統シュラブ S
春のレディエマハミルトン
春のレディエマハミルトン 撮影日:2021年6月3日
品種名レディエマハミルトン
ブランドデビットオースチン
系統シュラブ S
目次

比べる株

2025年の春に大苗で購入したロビンと、2018年の春に大苗で購入し、我が家で育てているレディエマハミルトンを比較します。

育てている年数が違いすぎて、比べるのもどうかと思ったのですが、現段階(2025年の秋)で私が感じたことを記事にしたいと思います。

ふろり

ロビンがもう少し成株になってから比べたかったのですが、
ぶしゅらに「さっさと記事を書きなさい」と言われました。

ぶしゅら

読者さん、きっと気になってると思うよ。

花色

どちらも透明感のあるオレンジですが、ロビンの方がより、花色の変化があるかな?と思いました。

ロビン

春のロビン
春のロビン 撮影日:2025年5月20日

レディエマハミルトン

春のレディエマハミルトン
春のレディエマハミルトン
撮影日:2021年6月3日

レディエマハミルトンも咲き始めと終盤で色が違いますが、ロビンの方が咲き始めと終盤の花色の変化があるかな?と思いました。

秋のレディエマハミルトン
秋のレディエマハミルトン 撮影日:2023年10月23日

↑秋のレディエマハミルトンの写真で申し訳ないのですが、レディエマハミルトンの退色していく様もステキです。同じ感想、毎年メモしてる気がします。

春のロビンは以下の写真のように咲いていました。

春のロビン
春のロビン
撮影日:2025年5月28日
春のロビン
春のロビン 撮影日:2025年5月24日
春のロビン
春のロビン(花がら)
撮影日:2025年5月23日

ロビンは花びら一枚の中でもレディエマハミルトンより、グラデーションの濃度の変化が大きいと思いました。

厳密に、たくさんのロビンの花びらを観察したわけではありませんが、白とか黄色とかピンクとか、いろんな色が混ざっている花びらが散ってる感じがしました。

秋の赤っぽいロビン

秋のロビン
秋のロビン 撮影日:2025年11月13日

秋の薄ピンクっぽいロビン

秋のロビン
秋のロビン 撮影日:2025年11月13日

↑2025年11月13日時点で、花はボーリング気味でした。来年は夏剪定を早めにして、気温が高いうちに咲かせてしまいたいと思います。

ふろり

レディエマハミルトンは安定した花色かな?
私は花の色はレディエマハミルトンの方が好きかも。

↓秋のレディエマハミルトン

秋のレディエマハミルトン
秋のレディエマハミルトン 撮影日:2025年11月13日
ぶしゅら

俺は変化のあるバラの方が飽きないからロビンの方が好きかな?

香り

ロビンは近くに行っただけで、感じる強い香りがありました。

ロビン並みの強香のバラというと、我が家のバラの中では、ダブルデライトが同じくらいかなと思います。

レディエマハミルトンロビンほどの香りの強さではないと思います。

また、記事を書いていて、

ふろり

レディエマハミルトンの香りと強さを確認しに、後でお庭にいかなくちゃ!

と思ったのですが、

ロビンの香りは記憶だけで記事が書けるくらいの特徴のある香りだと思います(とは言っても、後で一応、ロビンの香りも嗅いでこよ~っと)。

記憶に残るようなバラの質というと、私の中では、パパメイアンダブルデライトトロイメライなどです。モダンダマスクとかフルーツとかティーとかという、香りのカテゴリーを超えて、パパメイアン香、ダブルデライト香、トロイメライ香といってもいいんじゃないかと思う香りが、私には感じられます。ロビンロビン香といってもいいくらいの香りの個性があるバラだと思います。

ロビンは朝香りを嗅いだ時と夕方嗅いだ時で香りの感じ方が違ったのですが、夕方は特にマンゴープリンに杏を混ぜたような香りが印象的で、秋に香りを嗅いだ時もトロピカルな感じがしました。

ふろり

マンゴープリンっぽい時が私の中で一番のロビン香です!

レディエマハミルトンはフルーツ香にハチミツっぽい香りが私にはしました。

ふろり

レディエマハミルトンは甘い系の香りで、何のフルーツか私には分かりませんが、とにかく、フルーツ香だとは思います。

葉っぱ

ロビンはつやがあって照りのある葉っぱ、レディエマハミルトンは銅葉らしい銅葉です。レディエマハミルトンの銅葉のファンの方も多いのではないでしょうか?

ふろり

ロビンはロサオリエンティスプログレッシオの中でもかなりつやつや照り照りしている印象です。

ぶしゅら

俺は、レディエマハミルトンの銅葉が好きなんだよね~!

ふろり

私も~。お庭の良いアクセントになるよね!

ぶしゅら

あれ?でも、レディエマハミルトンロビンを比較した葉っぱの写真がないよ?

ふろり

新しく写真に撮ろうと思ったんだけど、今年の秋はレディエマハミルトンの葉っぱが黒点病っぽくって、アップで撮れる葉っぱがなかったんだよね……
申し訳ありませんが、本記事中にある写真でレディエマハミルトンの銅葉の感じを察してください……

耐病性

今年度はほぼ月1回の薬剤散布でした。昨年までは、月2回くらいのペースで薬剤散布をしていました。

ふろり

夏、暑くて薬剤散布できなかったんですよね。水不足も深刻で、水やりをするのが精いっぱいでした。
春は春で天気が悪かったし…。

今シーズンは10月まで薬剤散布をしましたが、11月は薬剤散布はしていません。

レディエマハミルトンは2025年11月13日時点で葉っぱが少なめ、黒点病っぽくなっています。

秋のレディエマハミルトン
秋のレディエマハミルトン 撮影日:2025年11月13日

ロビンはつやつやで、葉の枚数も多く、病気は見当たりません。

秋のロビン
秋のロビン 撮影日:2025年11月13日

樹形、大きさ

ロビンの方ががっちりしていて、枝が固く見えます。夏以降、地植えにしてから成長するにしたがって、シュラブ樹形でもさもさになりました。

地植えにしたロビン
撮影日:2025年6月15日

ロビン【夏剪定前

夏剪定前のロビン
夏剪定前のロビン 撮影日:2025年9月6日

ロビン【夏剪定後

夏剪定後のロビン
夏剪定後のロビン 撮影日:2025年9月6日

(↑写り込んでいる左側の白っぽい花はシャンパーニュです。)

ふろり

ロビンは早く大きくしたかったので、夏は花を咲かせないようにするつもりでしたが、夏剪定の頃にいつの間にか花が咲いていました。それでも、大きくなりました。

大苗から育てると新しい環境なじむまで時間がかかる気がしますが、ロビンは即座に環境に適応して、新苗から育てている株のようにすくすく成長しました。

秋のロビン
秋のロビン 撮影日:2025年11月13日

2025年11月13日時点で、一番高い所で160センチくらいになりました(プライバシーを確保するため、ロビンの一番高い所が見切れた写真しか撮れませんでした)。

これだけ大きいと、一般的な家庭の庭で自然樹形で木立として育てるバラとしてはちょっと大きいのではないかな?と思います。

田舎の農家の庭など、大きなお庭におおらかに植える方がいいと思います。

レディエマハミルトンは昔の私の栽培技術のなさや、私の剪定が深めということもあるのでしょうが、なかなか大きくなりません。

夏のレディエマハミルトン
夏のレディエマハミルトン 撮影日:2024年8月7日
秋のレディエマハミルトン
秋のレディエマハミルトン 撮影日:2025年11月13日

(↑写り込んでいる右上の赤紫の花はウィリアムシェイクスピア2000です。)

2025年11月13日時点で、株の一番高い所で、ロビンが約160cmあるのに対し、レディエマハミルトンは約80cmでした。

枝の感じはイングリッシュローズらしく柔らかいので、他のイングリッシュローズと隣同士に植えたい感じです。

ふろり

剪定好きな私としてはロビンの方が剪定のし甲斐がありますが、剪定枝が多く出て、処分に困るお家もあると思います。
コンパクトなお庭にはレディエマハミルトンの方がいいかもです。

夏剪定の時期

夏剪定の時期ですが、ロビンは今年、9月6日に行ったのですが、これでは遅かったです。来年はもっと早めに夏剪定を行うか、夏剪定なしで咲かせてみようと思います。

ふろり

ロビンは大苗から育てて一年目でまだまだ樹勢が強く、秋に花が咲けない可能性もありますが……

レディエマハミルトン

夏剪定実施日秋の開花期間
2024年9月8日10月16日~11月13日
2025年9月11日10月15日~11月15日の時点で雪囲いをしたいのに開花中

となっており、秋もしっかり咲く品種だと思います。

ふろり

月1回の薬剤散布では右肩下がりの成長になる予感がするので、
秋も咲かせるのであれば、月2回薬剤散布して樹勢を保ったまま夏剪定した方が良いと思います。

さいごに

オレンジ色のバラ同士ということで、レディエマハミルトンの後ろにロビンを植えようか迷った時もあったのですが、樹形や葉っぱの感じが違いすぎたので、私は2品種を離して植えることにしました。

レディエマハミルトンは枝の感じが柔らかく、同じイングリッシュローズのダナヒューウィリアムシェイクスピア2000と一緒に植えています。

ダナヒュー

春のダナヒュー
春のダナヒュー 撮影日:2025年5月22日

ウィリアムシェイクスピア2000

春のウィリアムシェイクスピア2000
春のウィリアムシェイクスピア2000 撮影日:2025年5月25日

対して、ロビンは枝の感じがロサオリエンティスプログレッシオらしく、同じロサオリエンティスプログレッシオのアルゴノーツシャンパーニュの隣に植えています。

近くにはロサオリエンティスノヴァのライフも植えてあります。

また、ぶしゅらに無理を言って、ロビンの隣にロサオリエンティスプログレッシオのシルクロードを今日(11月15日)植えてもらいました。

ぶしゅら

オベリスクへの誘引込みでね!

レディエマハミルトンにはレディエマハミルトンの良さがあり、ロビンにはロビンの良さがありました。

特徴ロビンレディエマハミルトン
花色花色の幅が大きい花色の幅が小さい
香り離れていても感じるフルーツ香近づくと香るフルーツ香
葉っぱ照り葉(クチクラ層多め)銅葉(クチクラ層少なめ)
耐病性とても強い月1回程度の薬剤散布では黒点病が出た
樹形葉っぱもりもりのシュラブコンパクトな樹形
大きさ大きくなる大きくなりにくい
樹勢めっちゃ強い普通

レディエマハミルトンは柔らかく女性的で、また、ロビンは力強く男性的な魅力のあるバラだと思いました。

あと、余談ですが、この記事を書いていて、

ふろり

レディエマハミルトンウィリアムシェイクスピア2000(赤紫)を合わせてるんだったら、ロビンパルミラ(赤紫)合わせてみたい!
パルミラ欲しい!

って、思ってしまいました。
(パルミラの画像が用意できなかったので、興味のある方は調べてみてください)

ぶしゅら

また、バラが増えるのか……。
「早く記事書いたら?」なんて言うんじゃなかった……。

今回の記事が、少しでも参考になりましたら幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今回はこれで終わります。では、またまた~。

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