赤バラと言っても、黒っぽいのに、紫っぽいの、明るいの、暗いのなど、みんなが同じ赤ってわけじゃないですよね。
購入前や植え付け前に何か参考になる情報があればいいな!
と思ったので、実際に調べてみました。
今回は「赤バラ編 その3」をお送りします。
方法
バラを複数並べて、上からと横から室内で写真を撮り、花色を比較してみました。
各品種ごとに私の主観満載で色を言語化したものと追加の写真(夏バラ、秋バラを含む)を掲載しています。
我が家での開花状況もあわせて載せておきましたので、ご参考になれば幸いです。
お使いのデバイスにより色が異なります。ご了承ください。
2023年6月8日
品種名 | 開花状況 | 系統 |
---|---|---|
ルージュピェールドゥロンサール | 終盤 ※1 | LCl |
ダブルノックアウト | 見頃~終盤 | F |
オデュッセイア | 終盤 | S |
オマージュアバルバラ | 見頃 | F |
スーリールドゥモナリザ | 見頃~終盤 | S |
アストリットグレーフィンフォンハルデンベルク | 見頃~終盤 | S |
シラノドベルジュラック | 見頃? ※2 | F |
ラバグルート | 見頃 | F |
※1:ルージュピェールドゥロンサールはこの年の春(2023年3月7日)移植したためか、いつが「見頃」かわからない感じで咲いていた。
※2:シラノドベルジュラックは2022年に新苗で購入。2023年の春は多肥のためか、株が若かったためか、うまく咲かなかった。
オマージュアバルバラ
写真で見るより実物は、紫っぽさがなく、オデュッセイアより赤い印象。
晩秋のオマージュアバルバラの赤は高級感があって、特におすすめ。
シラノドベルジュラック
咲き進んで退色していくときに少し蛍光色が出てくる感じだが、それがチープになるわけではなく、いい感じに目立つ紫とピンクを混ぜたような赤になる。終盤のシラノドベルジュラックを遠くから見る時が一番好き。
ラバグルート
春のラバグルートのギリギリっとした赤は重厚かつシャープでかっこいい。
夏のラバグルートの花色は高温期に見てもキレイな赤だと思う。ラバグルートは名前も枝ぶりもトゲも花色も重い感じがするのに、なぜか真夏にラバグルートの花を見てもあまり暑苦しさを感じない。
さいごに
比較してみると、スーリールドゥモナリザ、ダブルノックアウト、ルージュピェールドゥロンサールは明るい赤で、他のバラは暗めの赤かなと思いました。
特に、ラバグルートは写真に撮るとかなり暗めの赤バラでした。
撮影終了後に赤バラを花瓶に活けてみましたが、ずいぶんとこってり、濃厚な感じになりました。
赤いバラは春バラもキレイなのですが、濃厚で暑苦しさもあるので、個人的には秋の赤バラが好きです。
ピンクのバラやオレンジのバラがたくさんある状態で赤バラを差し色として使うのはいいのですが、薄紫のバラや優しい黄色のバラの中に赤バラを入れてしまうとケンカしてしまうような気がして、
我が家では赤バラの本数が多いこともあり、赤バラゾーンをつくって赤バラをまとめて植えています。
赤バラにはいい香りのするバラが多かったり、退色するときに赤紫になる赤バラが好きで、ついつい赤バラを集めてしまうんです。
この記事が、少しでも庭のデザインの参考になれば幸いです。
今回はこれで終わります。ではまたまた~。