2023年の夏剪定の際に
なんか、リラの元気がないな~
と思っていたら、がん腫になっていました。
2023年は記録的な猛暑で、降水量も少なく、天候のせいで元気がないのかな?と思っていたのです。しかし、根元を見てみると見慣れないコブが…。
リラががん腫になっちゃった…
それはそれはもう、ショックでした。
なんでよりによって「リラ」なの~!お気に入りなのに~!
そうは言っても仕方がないので、できる限りのことをして、様子を見ることにしました。
今回はその記録です。
あくまでも一例を紹介するもので、特定の栽培方法や対処法をおすすめしているわけではありません。
春はキレイに咲いていたんですよ
以下の記事もよろしければご覧ください。
がん腫とは
根頭癌腫病(こんとうがんしゅびょう)…バラなどの根本、または根などにコブができ、成長が鈍化する。
この記事では根頭癌腫病自体、または根本癌腫病のコブを「がん腫」として表現しています。
対処方法は、①がん腫になってしまった株は廃棄する説と、②コブをとりながら栽培していく説の、大きく二種類の説があります。対処に使用する園芸資材も人それぞれですが、園芸資材については今回の記事では言及しません(ただし、傷口の保護に「カルスメイト」は使用)。
リラの根元にがん腫発見
2023年8月27日に他のバラの夏剪定をしていて、リラにがん腫ができているのを発見しました。
がん腫をとる
がん腫を発見した日(2023年8月27日)に、表面のがん腫を取りました。
がん腫をとる前
がん腫をとった後
がん腫をとったあと、傷口保護のためにカルスメイトを塗りました。
とったがん腫
私が思っていたより、がん腫自体の重さは軽かったです。
表面にあったがん腫は簡単にとれました。
夏剪定
2023年8月27日に夏剪定をしました。弱っていたので早めに夏剪定をしました。
夏剪定前
夏剪定後
秋バラ開花
2023年10月11日の秋バラの様子です。
花数は少ないものの、記録的な猛暑にも耐え、がん腫にも耐え、何とか秋バラが開花しました。
花の形が悪いのはがん腫のせいなのか、虫のせいなのか、多肥のせいなのかわかりません…。
我が家のがん腫の歴史
我が家で一番初めにがん腫を見つけたのはヒストリーの新苗(2022年:販売店①で購入)でした。
こちらは2022年の春から新苗から育てて、同年の秋にがん腫を見つけたので処分しました。
2023年8月27日にリラ(2022年、販売店②で購入)にがん腫があるのを発見。
2023年8月下旬頃、リラ以外にも2本ほど12地植えのバラにがん腫を見つけたのですが、樹勢は弱まるものの、がん腫が原因でバラが枯れてしまうということはありませんでした。
ジョセフィンブルース
ジョセフィンブルースは2023年8月下旬頃に表面のがん腫をとりました。
シャルルドゴール
シャルルドゴールのがん腫は2023年8月下旬頃に表面のがん腫をとり、
2024年2月18日に土に埋まっていたがん腫をとりました。
今後、がん腫のバラ達がどのように成長するかは追ってお知らせしたいと思います。
考察と私の方針
2023年の8月下旬にリラにがん腫があるのを発見したのをきっかけに、他のバラも見て回ったところ、ジョセフィンブルース、シャルルドゴールの株にもがん腫があるのを発見した次第です。振り返ってみると、数年前からジョセフィンブルースもシャルルドゴールも元気がなかった気がします。今思えば、その頃からがん腫だったのかもしれません。
がん腫になってしまったバラの品種も販売店もいろいろなので、もう、がん腫になってしまうときはなってしまうのかなと思って、あきらめています。
また、がん腫に気づく前に同じハサミで剪定してしまっているので、発見できていないだけでがん腫になっている株があるかもしれません。
私としましては、がん腫でバラが枯死してしまうわけではないので、がん腫と上手く付き合いながら、今まで通りバラライフを送っていきたいと思っています。
がん腫にならないのが一番だけど、なってしまったら仕方ない!
今回はこれで終わります。ではまたまた~。