「フランシスバーネット」の新苗を、その年の秋に開花するまで育ててみました。
品種名 | フランシスバーネット |
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ブランド | ロサオリエンティス プログレッシオ |
系統 | シュラブ S |
購入商品を6号鉢に鉢増し
2024年4月26日の作業です。
「バラの家」さんから購入。4月25日に届きました。
つぼみはピンチ
つぼみがついていたらピンチします。
私は夏剪定が終わるまではつぼみは取り続ける派です。
6号ロングスリット鉢に鉢増し
鉢増ししたり、地植えにした後はリキダスをあげるのがおすすめです。
6号鉢から8号鉢に鉢増しのはずが……
2024年5月27日の様子(6号ロングスリット鉢)
2024年5月27日の時点で、樹勢も強いし、つぼみも上がってくるし、
なんなら、もう花を咲かせてもいいのでは?
と思うくらいの成長っぷりでした。
可能な限り、つぼみは夏剪定が終わるまで取り続けましたけどね!
いつも通りなら、6号鉢から8号鉢に鉢増しするのですが、フランシスバーネットは成長が速く、8号鉢では伸びた枝を支えきれないと判断し、植栽予定地に地植えすることにしました。
2024年6月5日に地植え
誘引前
誘引後
以下、フランシスバーネットを地植えにするまでのふろりとぶしゅらの会話です。
何か、めっちゃ枝が伸びてるんだけど……
もう、植付け場所も決まってるんだし、地植えにしちゃえば?
6号鉢から8号鉢に鉢増しするのがセオリーだから、8号鉢に鉢増しして、伸びてきた枝は、支柱とかトレリスとか、何かしらに縛っておくっていうのはどうかな?
そんでもって、晩秋になったら、剪定しながら地植えにして、誘引するの。
鉢が倒れたりすると悪いから、地植えにした方がいいと思うよ。
この子ならきっと大丈夫だよ!(誘引するの俺だし……)
そうしよっか!
ということで、地植えにすることにしました。結果、問題なかったです。むしろ、早い段階で地植えにして正解でした。
夏の様子
新苗なのに、つぼみを取るのが追い付かなくて花を咲かせてしまいました。
植え付けから2か月、大きく成長しました!
夏剪定
2024年8月28日の作業です。
夏剪定は9月に入ってから行う品種も多いのですが、新しい品種を育てるときは早咲きか遅咲きかわからないので、私は新苗は8月下旬に夏剪定をすることにしています(栽培地域や栽培者の考え方にもよる)。
夏剪定前
夏剪定後
花は咲かせたくなかったのですが、また咲いていました。
夏は薄いオレンジ?アプリコット?っぽい色で咲くのかな?
秋バラ開花
秋バラが咲き始めてきました。
2024年9月17日
咲き始め?
2024年9月20日
垂れてくるので、ぶしゅらが誘引しなおした。
2024年10月14日
株の上の方で花が咲いていました。そして、誘引してもしてもすぐに伸びて、枝の先端が垂れさがってくるので、自然風の庭、ナチュラルなガーデンにおすすめだと思います。
右の手前に移っているのは三尺バーベナです。
三尺バーベナは増えすぎるので注意が必要ですが、ナチュラルなフランシスバーネットに三尺バーベナは似合うと思います。
さいごに
フランシスバーネットの購入時は正直、
何だか弱々しい苗だな……(優しい印象とも言えるけど……)
と思っていました。何だか、徒長してるというか、間延びしているというか、クネクネしているというか……。
しかし、みるみるうちに枝が伸びてきて、6号鉢から8号鉢に鉢増しする頃には、
この、伸びてきた枝どうしよう⁉
というくらい枝が伸びていました。
樹勢が、とても、とても、(とても?)強い印象で、私が今まで育ててきたバラの中では初期成長が一番速いバラでした。
早く景観をつくりたい方、フェンスやラティスをさっさと覆ってしまいたい方におすすめのバラです。
オベリスクでもいいのですが、今のところ、枝が柔らかく平面に沿わせやすいバラなので、フェンスやラティス向きだと思います。
逆に言うと自立はできなさそうです。
今回、たまたま苗をすぐ植えられる状態で新苗を購入しましたが、そうじゃなかったら厳しかったと思います。
鉢で育てる方でしたら、早めにラティスやトレリスなど枝を誘引できるもの用意しておく、
地植えの方でしたら、ラティスやフェンスを用意しておく、そして、植栽予定地の土を作っておくのがおすすめです。
大きくなりそうなので、そもそも地植え向きのバラかな?
とは思います。
4月下旬、一番高い所で44cm
10月中旬、一番高い所で167cm
枝は柔らかいけど、ほんっと伸びるのが速い!4月下旬から123cm伸びて、3倍以上の高さになったね!(誘引、めんどくせぇ!!)
横にも大きくなったと思うよ!
また、つぼみのピンチが追い付かなくて苦労しました。
樹勢が強いバラなので、多少花を咲かせてしまっても大丈夫だとは思います。そして、咲いてしまった花も形がよく、キレイでした。
あと、フランシスバーネットは成長速度が速く、誘引の回数が多かったのですが、トゲが猫のツメみたいで、痛かったです。
猫のツメみたいなトゲのおかげで引っ掛かりがあって、誘引しやすいとも言えますが……
花の色はマダムアルフレッドキャリエールに似ているかな?と思いました。
フランシスバーネット
マダムアルフレッドキャリエール
今年、我が家のマダムアルフレッドキャリエールがカミキリムシの被害にあい枯れてしまったので、マダムアルフレッドキャリエールの跡地にフランシスバーネットを植えるのもいいかな?と思いました。
ヤダ!!
絶対やめて‼
移植するのどうせ俺だから‼
ただ、これからフランシスバーネットを移植するわけにはいかないので、
マダムアルフレッドキャリエールの跡地には、ジュールヴェルヌを植えてみようかな~
と今のところは考えています。
優しいピンクで、樹勢が強く、病気にも強く、枝ぶりが柔らかい、つるばバラ向きのバラをお探しの方におすすめです。
今後、フランシスバーネットの成長は落ち着くのか、来年の春バラはどんな感じで咲くのか、いろいろ楽しみです。
今回はこれで終わります。ではまたまた~。